ビットコインと外国為替証拠金取引(FX)の違いは?どっちが稼げるの?
最近よく聞く「ビットコイン」って何?
外国為替証拠金取引と言われるFXとはどう違うの?
実際問題、どっちの方が稼げるの?
FXもビットコインも「お金に対しての投資」であることには変わりありません。しかし、具体的にお金になる仕組みと方法は、大きく異なります。きちんと仕組みを理解して、資金管理をきちんとおこなえば、どちらも大きくお金を育てることは可能です。
今回はFXとビットコインFXの仕組みの違いと、両者のメリット・デメリットなどを比べてみます。
FXの仕組み
FXとは外国為替証拠金取引のこと。世界各国の通過を「両替」しながら、その差額を損益として積み重ねていく投資方法です。「FXはギャンブルだ」という人も少なくありませんが、貨幣に対しての投資という言い方がふさわしいでしょう。
例えば日本人がアメリカへ行く時には、日本円を米ドルに両替する必要があり、現時点での為替が影響してきます。仮に1ドル100円だった場合は、10,000円が100ドルになるという計算です。
そして、アメリカから帰ってきた時には、米ドルを日本円に戻す必要があります。この時に1ドル120円だった場合には、持っている100ドルが12,000円になるわけです。この場合、結果的に2,000円の得をしたという事実が残ります。FXは、これを利用して稼ぐことができるのです。
レバレッジで高額取引が可能
FXの世界には、レバレッジと呼ばれるものがあります。レバレッジはイメージで言うと「テコの原理」で、これを掛けることによって自分の持っている以上の金額で取引をすることができるのです。
分かりやすく言うと、自分が10,000円の投資資金しか持っていない場合でも、レバレッジを10倍・20倍とかければ、10万円・20万円という額でのトレードをおこなうことができるのです。
買った場合には、それに伴うだけの利益を得ることができます。逆に負けた場合でも、最初に投資した10,000円を割った時点で自動的に取引はストップになるので、想像以上の負債を背負うといったことはありません。これはFXの大きな魅力の1つと言えるでしょう。
スワップポイントで利益を得ることも可能
FXの世界には、他国のお金を所有しているだけで、毎日少しずつのお金を受け取れるという仕組みがあります。感覚的には、銀行にお金を預けておくと受け取れる「利息」のようなものです。これをスワップポイントと言います。
ご存知の人も多いと思いますが、日本円は超低金利通貨として有名です。その日本円を他国の通貨に替えて所有することで、その金利差により生じるお金を受け取ることができる仕組みです。これを利用して、長期に渡って他国のお金を所有するというのも、FXの手法の1つです。
ビットコインの仕組み
続いてはビットコインについてです。ビットコインとは「仮想通貨」の1つであり、オンライン上で決済できる通貨です。ここ数年で大きな注目を浴びていて、これからビットコインが対応可能になる店舗やサービスもどんどん増えてくると言われています。そもそも「お金」というより、先物の「金」と考えた方が解りやすいとも言われています。
ビットコインの大きな特徴としては日本円のように国が管理しているのではなく、ビットコインを持っている人の全てが管理しているP2Pと言われる仕組みです。
ビットコインのやりとりが行われると、その取引の全てが記録される仕組みになっておりネット通貨ですがコピーや複製が行なえません。
下記リンクよりビットコインの仕組みを詳しく知ることが出来ます。
>>>ビットコインとは?全容と仕組みを動画で理解
ビットコインは値動きが激しい
ビットコインは円などと比較すると、まだまだ始まって間もない通貨と言えます。そのため、まだまだ値動きの動きが非常に激しく、いわゆる「ハイリスク・ハイリターン」であることが言えます。
ビットコインの取引価格は、今この記事を書いている時点2017年2月現在では「1BTC=1100米ドル」前後です。日本円で言うと、12万円前後です。これが数年前までは9万円くらいでした。もっとも価格が高騰していた時期には、15万円ほどだった時もあります。
つまり、大きな儲けを出せる可能性もありますが、大きな損をする可能性もあるということです。それを考えると、あまり大きな額をビットコインに投資するのも考えものです。
FXとビットコインの違い
では、ここから具体的に両者の違いを見ていきましょう。ビットコインにもFXにも、いろいろな投資の手法があります。両者の違いを把握することで、より勝てる可能性も高まってくるはずです。
取引可能時間
FX:月曜日~金曜日(24時間)
ビットコイン:土日祝も含めた24時間
上記の通り、取引可能時間だけで見たらビットコインの方が優位です。値動きは土日も含めて24時間いつでも動いていますので、いつでも取引が可能です。それに対してFXは、世界の市場が空いている時間しか取引はできません。
土日の時間を利用して副業感覚で稼ぎたいという人には、FXよりもビットコインの方が向いていると言えるでしょう。
通貨の組み合わせ
FXは世界各国の通貨と両替が可能であるのに対して、ビットコインは当然ながら1つのBTCという通貨単位しか存在しません。
この部分で言うなら、圧倒的にFXの方が有利です。FXの世界では、日本円と米ドルの組み合わせ、日本円とユーロの組み合わせ、日本円と豪ドルの組み合わせ、米ドルとユーロの組み合わせなど、たくさんの「通貨ペア」が存在します。
相場がこの先上がるか下がるかは、誰にも解りません。やみくもに取引をするのではなく、タイミングをじっと待つのもFXの世界では重要です。それを考えた時に、通貨ペアがおおいFXの方が、それだけ機会が豊富にあるという事なのです。
口座開設の手軽さ
FX:1週間程度
ビットコイン:即日
通常FXの口座を作成するにあたり、書類などが手元に届いて、マイナンバー、同意書やら提出物が色々あります。そのため、FXの場合は口座開設に1週間の時間がかかります。
しかし、ビットコインの場合だったら、1日でビットコインを購入することができます。例えば、コインチェックの場合だったら、登録で1分、本人確認として写メを取るので1分。そしたら、クレジットカードでビットコインを購入することが出来るのです。
対応の速さとセキュリティ
FXもビットコインも、仲介してくれる企業を通しての取引をするという点では一緒です。しかし、自分の投資しているお金を、円で手元に戻したいという場合には、多少の時間を要します。この時、ビットコインの場合は数十分~1時間ほどで手続きが完了するのに対して、FXの場合は1日~3日ほどの時間がかかります。
結局、FXとビットコインはどっちが稼げるの?
結論を先に言うならば「自分なりの方法を見つけた人が勝つ」というある種の常識があり、どちらが勝てるというのはありません。FXにせよビットコインにせよ、やっている人が100人いたら、100通りの手法が存在するからです。
それでも敢えて差別をするとしたら、ビットコインは大きく儲けられる可能性があり、FXの方が儲ける手段がたくさんあると言ったところでしょう。
朝晩しか取引をする時間がないサラリーマンでも、家事の合間にしか取引ができない主婦でも、専業でゴリゴリ稼ぎたいトレーダーでも、同じように勝負することができます。とはいえ、まずは実際に始めてみないことには何も身につきませんので、自分の余剰資金の範囲内で口座開設から始めてみましょう。
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