ビットコインでの送金手数料を比較してみたら驚愕の事実がわかった!!
比較をしようと思った背景
先日、フィリピンで観測史上例をみないほどの猛烈な台風がありました。
※台風30号(国際名:Haiyan ハイエン、フィリピン名:Yolanda ヨランダ)
その際に、フィリピンにいる友人に直接送金したのですが非常に多くの手数料をとられました。
友人を助けたいと思ったのに、あれほど手数料を取るのかと思ったほどです。
ビットコインは、どこの国でも送金することが出来る上に、
銀行や手形交換所を利用しないため、手数料が非常に安いというのが大きな特徴です。
そこで、どれほど手数料が違うのかを比較してみようと考えました。
比較する条件は下記の通りです。
【条件】
送金額:10万円
ビットコイン:1.33BTC
(1BTC=75,000円 12/29現在)
利用銀行:みずほ銀行
為替:1ドル100円
【比較する対象】
1.日本の銀行⇒日本の銀行
2.日本の銀行⇒海外の銀行
3.ビットコイン⇒ビットコイン
手数料比較してみた
フィリピンに送金した際、多くの手数料取られたのですが、
その手数料ってフィリピンに多くのお金を支払ったのか、または、日本の銀行に多くを支払ったのかが理解できて無い。
知識不足だなと感じました。。
そこで、まずはお金の流れを理解する必要がある。
フィリピンに多くのお金を取られているのならば、間接的ですが多くのフィリピン人の為になっている。
そうすれば、前向きに考えることが出来ると思いました。
いったい、手数料はどこに?
1.日本の銀行⇒日本の銀行
みずほ銀行から他銀行に送金する場合は、送金手数料はみずほ銀行の利益になります。
2.日本の銀行⇒海外の銀行
海外送金に関わってくる手数料は主に、
・送金を行う銀行(日本)に払う手数料
・中継、または受取る銀行(海外)への手数料
の二種類があることがわかりました。
3.ビットコイン⇒ビットコイン
ビットコインも送金する際に、非常に少ないですが手数料を取られます。
では、一体、その手数料はどこに消えてしまうのでしょうか。
銀行の場合は、手数料は銀行のものになります。
しかし、ビットコインは中央政府が管理している訳でもなく、銀行でも無いので手数料は利益になるわけでは無いです。
ビットコインの手数料はどこに消えてしまうのかをリサーチした結果、再び新規ブロックに埋め込まれるそうです。
そうすることで、上手く循環する仕組みになっています。
手数料はいくら?
さて、実際10万円を送金するといくら手数料を取られるのでしょうか。調べてみました。
1.日本の銀行⇒日本の銀行
みずほ銀行から他銀行に送金すると、ATMを利用すると420円(12月29日現在)かかります。受け取る手数料はかからないと仮定すると、その差分が実際に手元に届く額になります。
2.日本の銀行⇒海外の銀行
先程も記述しましたが、海外の銀行に送金する際は、「日本の銀行と中継・受け取り銀行」の2重支払いになることがわかりました。そこで、日本と海外に支払う額をリサーチしてみることに。
・日本に支払う額
日本から海外に送金する際は、5,500円の送金手数料を支払う必要があります。
・海外に支払う額
海外の銀行に支払う額は、一般的に10~30ドル程度かかるそうです。円で考えると、1,000円~3,000円ほどです。
3.ビットコイン⇒ビットコイン
手数料がいくらになるのかが、わからなかったため調べてみました。調べた結果以下の様なことが記載されてます。
引用元を確認すると、ビットコインの量ではなく、データの量によって手数料が変わると書いてありました。
引用元:http://www.bitcoin.co.jp/faq/faq.html
そこで、1.33BTCを送金すると、どれほど手数料がかかるのかを、取引一覧から確認してみました。そうすると、手数料はなんと、0BTCでした。
こちらから、取引を確認することができます。
まとめ
最終的に手元に残った金額を記載したいと思います。
条件 | 送金額 | 手数料 | 残高 | 手数料率[%] |
日本⇒日本 | 100,000 | 450円 | 99,580円 | 0.45% |
日本⇒海外 | 100,000 | 6,500~8,500 | 91,500円~93,500円 | 6.5%~8.5% |
Bitcoin⇒Bitcoin | 1.33BTC | 0BTC | 1.33BTC | 0% |
手数料についての比較記事でした。
この記事を書いていて、ビットコインが非常に便利だと実感することができました。
ビットコインが大きく活躍するのは、海外に行く時や海外サイトで買い物する時が一番活躍するのではないか。
蛇足:僕はこう思ったッス
2020年には日本ではオリンピックが開催される。その時までに決済システムを整えておく必要があるのではないかと思っている。システムを整えることにより、外貨が日本に来る仕組みが出来る。外貨を呼びこむためには、日本は間違いなく観光に力を入れていく方針だろう。実際に、2013年に和食がユネスコ文化遺産、富士山が世界文化遺産に登録された。従来では、日本で良い物を作り、海外で売るという仕組みだったが、これからの日本は、海外で良い物を作り、そのお金で他の国に投資していくというグローバルな流れになる。
外貨を呼びこむためには、観光で日本に来た際の不便を徹底的に改善していく必要があるだろう。ビットコインにはそういった問題を解決することが出来る可能性があるのではないのか。
参考記事:外国人旅行者の日本の受入環境に対する不便・不満(国土交通省 観光庁 2011年)
http://www.mlit.go.jp/common/000205584.pdf