漫画家が語る、「ビットコインを広めるマンガを描きたい!」本当の理由
漫画家が語る、「ビットコインを広めるマンガを描きたい!」
私は、漫画家の今木商事です。
あるときは覆面漫画家イマキショウジです。
今回は、ビットコインを広げるマンガを描きたい理由についてご紹介します。
ビットコインを知ったキッカケ、お金とは?
私がビットコインを知ったのは、他の多くの方と同じく2014年2月にビットコイン取引所マウントゴックスが経営破綻したというニュースを聞いたときです。
そのときは特にこれといった感情は無かったのですが、その後、本などを読んでおぼろげながらビットコインについて知るようになると「お金って一体そもそも何だろう?」といった考えが浮かんでくるようになりました。
私は、「お金」といえば思い出すことがあります。
みなさんは「100億の男」という漫画をご存じでしょうか?
今から20年以上前、1994年からビッグコミックスピリッツ(小学館)で連載された国友やすゆきの作品です。
平凡なサラリーマンであった主人公が母親の連帯保証人として100億円の借金を背負わされてしまい、修羅の道を歩くことになるというストーリーで、TVドラマにもなりました。
当時、国友やすゆきのアシスタントをしていた私はこの作品の背景や小物などを描いていたのですが、特にたくさん描いたのが「お札」でした。借金がテーマなのでやたらと札束の登場シーンが多かったのです。
お札というのはある程度描き込まないとそれっぽく見えませんので実物をじっくり観察する必要があります。
そんなわけでアシスタント机の上に一万円札が無造作に置いてあることもありました。
普通一万円札が目の前にあれば、よほどのお金持ちで無い限りちょっと平常心でいられないと思いますが、長い間「資料」としてそのお札を見ていた私にはもはや「ただの紙」としか思えなくなっていました。
このように普段何気なく使っているお札に「価値がある」と私たちは信じていますが、所詮は(非常に精密な印刷がされてはいるものの)ただの紙です。
ならばビットコインもただの「電子データ」だけれども「価値がある」とみんなが信じてしまえば「お金」として通用してしまうんじゃないだろうか。いやまだまだ少数ではあるけれどすでに信じる人が増えているので、だんだんと価値を持ち始めている…。
この辺りの何だか不思議な高揚感が私が感じているビットコインの魅力です。
ビットコインを広げたい本当の理由
私はビットコインを広めたいと思いました。
私は漫画家ということもあり、「ビットコインを広めるマンガを描きたい!」と思った理由はこのような魅力を持ったビットコインをマンガでわかりやすくたくさんの人々にお伝えしたいと思ったからです。
といっても私は専門的なことは何も知らないただの漫画家ですし、何よりまだビットコインを持ってもいません。でも、今までの経験を生かしておもしろくて意義深い作品にするつもりです。
もうひとつ、私がビットコインの特徴として注目しているところは全世界からほとんど手数料なしに送金できるという点です。例えば少ページのマンガや1枚のイラストでもビットコインなら比較的安い値段設定で売り出すことができます。
電子書籍というものが近年注目されてきており、私もKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)というサービスを使って自分の作品をアマゾンで出版していますが、買う際に名前やメールアドレスなど個人情報をいちいち聞かれることが多く、これが煩雑で面倒だという話を聞いたことがあります。
一方ビットコインではなく、モナーコインの話ですが、デジタルコンテンツを出品・購入できるMonaroadというサイトがあり、自分の描いたイラストなどをアップしてモナーコインで売リ出すことができます。
私もいくつか出品してみたところ、何人かの方々が買ってくださいました。
これまで私は「インターネットの世界ではみな無料が当たり前になっている。だから例え1円でも値をつけてしまったら見向きもされないに違いない」と思い込んでいました。
しかしモナーコインを使っての売買を経験して、買う際の面倒さが原因であっただけで簡単に払える仕組みさえあれば、「料金」をお客さんは払ってくれるのではないかと考えるようになりました。
そういうわけでビットコインが世界に広まれば広まるほど漫画家として活躍のチャンスが増えるのではないか…という実務的な面でもビットコインには期待しているのです。ビットコインが広がれば今までの常識が崩れ多くのチャンスに巡り会えるかも知れません。
現在、「ビットコインを広めるマンガを描きたい!」プロジェクトを行っています。
http://blog.livedoor.jp/fukumenmangajyuku/archives/20158748.html
作:今木商事
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